今日から始めるRPA-WinActor-

今話題になっているRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の数あるエンジンの中でも、導入ハードルが低い点と国産であるという点で注目を集めているWinActor(NTT-AT)を実際に導入してみたので、実際WinActorってどうなの?を紹介するブログです。

winactorってどんなの?

winactorユーザーフォーラム

winactorのユーザー間で、シナリオの設定方法などについて質問、回答ができるユーザーフォーラムが開設されてました。2018年6月29日からです。

参照元

お互いの知識やノウハウを共有することを目的としたコミュニケーションサイトとのことで、様々アイディアや手法が蓄積されてます。

どうしても解決しないことがあったら活用してみてください。

RPA技術者検定

「WinActor(ウィンアクター)」に関するユーザーの技術習得レベルを客観的に評価する検定サービス「RPA技術者検定(WinActor)」(以下:RPA検定)の提供を2018年5月1日より開始していたようです。

参照元

レベルに応じた3段階(プロフェッショナル技術者、エキスパート技術者、アソシエイト技術者)の評価があるようです。

せっかくなので今年はアソシエイト、来年早々にはエキスパートを目指してみようと思います。

ちなみに、検定に合格すると名刺に認定の証を載せることができるようになるようです。

winactorをトライアル導入する

先の記事に winactorのフル機能版と実行版のことを書きましたが、有償トライアル版も存在します。

これは代理店の営業に注文しない限り提示されない製品です。

機能はフル機能版とほぼ同じです。ほぼと書いたのは、ユーザーライブラリ機能がないためです。ユーザーライブラリはノードと呼ばれるシナリオの元をユーザーが編集した状態を維持したまま保存しておけるものですが、トライアルではなくても全く問題ありません。

このトライアル版、価格は2ヶ月試用できて12万円から17万円でした。価格の開きは、有償トライアル版には winactorの操作に関する研修がセットになっていて、研修の内容によって価格が変動するようです。

ちなみに、1部署につき一回だけ利用できます。

有償トライアル期間が終わった後、フル機能版を購入すると有償トライアル版で作成したシナリオはそのまま使うことができます。

なお、裏ワザ的な注文方法もあります。
研修はいらないから無償で試用したい、と言うと、1ヶ月だけ試用できる、無償トライアル版を提示されることがあります。この無償トライアル版はインストールレスで使えるので手軽に試せます。
但し、営業担当にはかなり渋られるので必ずしも提示されるわけではありません。

トライアル版に共通しているのが、複数のPCで利用できるところです。2ヶ月の間に複数のPCにインストールして、様々な環境で試用することができます。

winactorの価格

winactorにはフル機能版と実行版があると前回の記事に書きましたが、それぞれの価格は以下の通りです。

フル機能版:約90万円/年
実行版:約25万円/年
※バージョン4の情報

約と記載したのは購入する代理店によって若干の違いがあるからです。

価格が100万円未満というところも魅力で社内決済も通りやすいのではないでしょうか。

なお、 winactorは2018年3月にバージョンアップしたようで、バージョン5が販売されているようです。ODBC*データソースと連携したデータ入力が可能になったことと、winactorのシナリオ利用履歴などを管理する機能が追加されたようです。

詳しくはまた記事に書きます。

winactor基本仕様③

winactorには業務を識別する4つのモードがあります。

・インターネットエクスプローラ上の操作を識別するIEモード
・アプリケーションの操作を識別するイベントモード
・キーボード、マウス操作を識別するエミュレーションモード
・画像の座標位置から操作対象を識別する画像認識
*画像認識での操作はマウス操作

これら4つの識別を組み合わせて作業を自動化していきます。

この4つの識別を使用する優先順位で並べると以下の通りです。

優先度高:IEモード or イベントモード
優先度中:エミュレーションモード
優先度低:画像認識

画像認識はフロントの画面を識別するので、少しでも画面が変わると認識されなくなります。
どのモードでも操作が識別されないときの最終手段として選択します。
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